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注文住宅の間取りはどう決める?人気の間取りアイデアも紹介!

公開日:2021/06/15   最終更新日:2022/09/16

注文住宅の建築計画がまとまれば、次は間取りです。どんな間取りにするか?部屋数は?デザインはどうしよう?収納はどれくらい必要?と、マイホームの夢はどんどん膨らんでいきます。夢だけでは快適な家づくりはできません。間取りの決め方、人気のある間取りのアイデアを紹介していきます。

注文住宅の間取りを決める時に考えるべきこととは?

注文住宅の間取りを決めるにあたり、最も重要なものは家族構成です。子どもの数や性別、高齢者への配慮(バリアフリー)などを総合的に判断して、少しずつ間取りを決めていきます。また将来の多世代同居の可能性も視野に入れて、デザインしていくべきでしょう。

それぞれの家族によって優先したいものは異なります。常に子どもに目が届く空間にしたい、個人のプライバシーは守りたい、リモートワーク用のスペースを確保したい、など自分たちの要望は残らずハウスメーカーに伝えてください。漠然としたイメージでも構いません。

とくに重要視すべき点は生活における導線です。適切な導線を確保することで、家事や育児の負担は格段に減ります。幼児や高齢者の安全のためにも快適な家事導線を意識しましょう。朝の通勤、通学に混雑、支障が起きないよう、通勤導線も熟考します。

トイレ、風呂、キッチンなどの水回りは湿気や音、匂いが影響しないよう、衛生に関する導線を設定していきます。玄関を開けた来客がプライベート空間を見渡せるようでは問題です。来客が目にしても問題のない空間作り、来客導線も必要となってきます。

注文住宅の間取りを決める際は「自分たち家族が一番優先したいものは何か」をはっきりさせておきましょう。家事、育児の負担軽減か、スマートな通勤前行動か、衛生面か、来客目線か、といずれも重要事項には違いないのですが、この中で何が一番家族にとって大切かを見極めることで、理想の間取りは見えてくるはずです。

注文住宅の間取りのよくある失敗例

注文住宅の間取りで最も重要なものが、導線であることを説明しました。従って最もよくある失敗例も導線に関わるものが多いようです。家事導線の機能が悪く、大切な家事、育児に支障が出たり、家族の安全が脅かされたり、という問題です。生活導線に問題があると、多大なストレスを抱えることになってしまいます

収納が少ないという失敗もあります。家族が多い場合、又は増えた場合は予想していた収納量を大きく上回ります。収納は余裕を持って確保するべきですね。オープンキッチンやアイランドキッチンは大変人気がありますが、実際に使ってみると、「リビングからキッチンが丸見えになる」「リビングに匂いが流れる」「換気扇の音がテレビの音を遮る」などの問題点が指摘されています。

注文住宅を建てる人はリビングに一番のこだわりを持つ傾向にありますが、理想通りの部屋を作っても後で後悔する部分はあるようです。「充分スペースを取ったのに家具を置いてみると狭くなった」「吹き抜けにしたら、冷暖房が行き渡らない、効率が悪い」といった問題です。

水回りの失敗例でよく聞かれるのが「湿気が溜まりやすい」というもの。風呂場の湿気はカビの原因になり、家族の健康にも支障をきたす恐れがあります。窓や換気扇など適切な湿気の逃げ道を作りましょう。新築後に子どもが増えた、思いの外早く個室を欲しがるようになった、とのことで部屋数が足りなくなる場合があります。将来的に部屋を区切れるよう、工夫しておくと安心です。

注文住宅の人気間取りアイデアを紹介!

注文住宅は自由度の高い設計が魅力です。家族構成や立地条件によっても異なりますが、近年は収納力の高い住宅に人気が集まっています

最も人気の高いものはウォークインクローゼット。年々増え続ける家族の衣類に、ウォークインクローゼットは強い味方です。従来の衣類収納はタンスが主流でした。ウォークインクローゼットであればタンスを置くスペースを省略できますし、収納力はタンスを大きく上回ります。何よりもすべての衣類、身の回り品を一カ所に納められるため、家内の整頓ができますし、身支度に余分な時間がかかりません。

常に家族一人につき、5足以上の靴を持っているのではないですか?オフシーズンの物や付帯品を含めると、ホームセンターの下駄箱ではとても足りません。従って注文住宅では玄関収納を作る人が多いです。女性は他種類の靴を履き分けますし、男性の靴は1足あたりに広いスペースを必要とします。棚の高さを調節したり、幅を変更したりと注文住宅であれば実生活に見合った玄関収納を設置できます。

最近ではキッチン近くにパントリーを設置する家庭が多くなりました。パントリーとは食品を常温でストックしておく棚のことで、欧米では伝統的に使われています。日本ではとくに大きな災害を経験した後に、パントリーを作る人が増えました。地震などの災害に備えて、食料や水の備蓄意識が高まっているのでしょう。

 

注文住宅を建てる過程で、間取り決めは最も楽しい作業の一つです。家族の趣味や個性を活かし、将来を見越した家づくりをしていきましょう。家族構成の変化にも対応し、長く住み続けられる、愛しい家を建てたいですね。

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