見学会では何を確認すべき?見学会のチェックポイントを知っておこう
新しく家を建てようと計画中の方は、さまざまな見学会に行くことも検討しているのではないでしょうか。家の見学会に行く際には、事前準備することが重要になります。後から確認したかったことや質問したいことが出てきても手遅れになりかねません。この記事では、見学会に行く前に準備するべきポイントや注意点について、詳しくご紹介します。
先にどんな家に住みたいか決めておこう
注文住宅を購入する話を進める中で、見学会を検討する方も多いでしょう。最上級の設備や広さを備えたモデルルームとは違い、実際の構造や広さ、間取り、内装などを見られる各種見学会は、実際に施工イメージをつかむための重要な機会となります。何度も足を運ぶ機会があるわけではないので、事前にしっかりと理想や希望をイメージしておくのが成功のポイントとなります。
具体的には、各部屋の広さの希望、全員で過ごすリビングやダイニングの広さや動線などは希望があればしっかりとイメージしておく必要があります。理想の家をイメージすることで、実際の家を見学したときに、比較や再検討がしやすくなるでしょう。
見学会で必ずチェックしておきたい場所とは
見学会は、施工途中で構造などを確認する「構造見学会」、完成後入居前の仕上がりを見学する「完成現場見学会」、すでにオーナーが住んでいる家を体験する「オーナー宅見学会」の3種類に分けられます。それぞれのチェックすべきポイントを見ていきましょう。
構造現場見学会の場合
構造現場見学会では、建築途中の現場を確認できます。住んでからでは見られない基礎や壁紙、断熱材の様子などのほか、施工している現場の様子を見られるのが特徴です。とくに、施工に携わる業者の方々の姿勢や、現場の整理整頓の状況などは見ておいたほうがよいポイントとなるでしょう。現場が荒れているような場合は、のちのちのトラブルや欠陥などにつながるリスクが考えられます。
入居前の完成現場見学会の場合
入居前の完成現場見学会では、間取りや設備をリアルな感覚で確認できるのが特徴です。家族構成やこだわりポイントなどを質問すれば、間取りやデザインを考える際のヒントともなります。また、内装が丁寧に仕上げられているかどうかは自身の家にも直接関わることなので、しっかりと確認をしておきましょう。気になる設備があれば、標準でつくものか、オプションで別料金になるのかなど、営業担当に確認することもできます。
オーナー様宅の見学会の場合
完成後のすでにオーナーが住んでいる状態の家を、施主の厚意で公開してもらえることがあります。この見学会では、実際に家具が搬入された状態になっているので、よりリアルに広さの感覚を体験できます。家のオーナーに、住んでみてよかった点やこうしておけばよかった点などを質問すれば、家造りを検討する際の明確なヒントとなることでしょう。
見学会参加時の注意点とは
見学会に参加する際は、見学する家の仕様がどのくらいのランクになっているのかを事前に知っておきましょう。見学する家のランクが違うと、理想と予算にギャップが出てしまうからです。そのうえで、見学会に行く際の注意点について解説します。
持ち物について
どの見学会においても、オーナーがいる家の見学会です。汚したり傷つけたりすることのないよう、上履きや手袋を持参して直接触れないよう注意しましょう。ハウスメーカーによっては、無垢の床の手触りや足触りを体験してほしいというところもあるので、そういった場合はハウスメーカーのすすめに従うようにします。
写真撮影について
とくにすでに入居している家の見学会では、無断で撮影してはいけません。あくまでもオーナーの厚意であることを忘れずに見学しましょう。
飲食やたばこはNG
見学会場では飲食やたばこは避けねばなりません。「夏の見学会などで少し飲み物を」という場合でも敷地外に移動するなど、配慮しましょう。トイレについても、現地では借りられないので、行く前に済ませておく必要があります。
小さな子どもも一緒の場合
小さな子どもも一緒に見学する場合は、とくに注意が必要です。1人で動いていろいろ触ったり、傷をつけたりしないよう、できるだけ抱っこをしたりするか、手をつなぐなど、離れないよう見守りながら見学しましょう。子どもの持ち物が落ちて傷つける場合もあるので持ち物の確認も必要です。
まとめ
家を建てるにあたって、見学会にいくことはイメージを具体的にするのに効果的です。事前にある程度のイメージを持つことで、実際の間取りとの比較や再検討できます。見学する際はリアルな生活や動線をイメージしながら、気になることがあれば営業魚担当者やオーナーの方に質問しましょう。ほかの方の家を見学するマナーを守りながら、さまざまな家を見学することで、理想の家に近づけられるでしょう。この記事が見学会に行く際の参考になれば幸いです。