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木の持つ力を注文住宅に活かそう!無垢材の魅力とは

公開日:2022/10/15  


さまざまな建築方法や様式が登場しても、木造住宅には一定の人気があります。特に、天然の木から切り出した木材である「無垢材」を使用した注文住宅は、木造住宅の魅力を増すため、根強い人気があります。見た目だけでなくリラックス効果も期待できる無垢材。この記事では、そんな無垢材の魅力と、それを活かす方法について解説します。

木をふんだんに使った住まいのメリット

鉄筋コンクリートによる住宅と比べ、安価に建てられる木造住宅。木造住宅には、建築コストが低いこと以外にも、多くのメリットがあります。

快適な湿度が保たれる

木材には、屋内の湿度を一定に保つ働きがあります。木材は湿度が高くなると湿気を吸収します。そして、湿度が低く乾燥してくると、ため込んだ湿気を放出します。こうした木材の仕組みによって、湿気の多くなる梅雨や、乾燥する冬でも、快適に暮らすことができるのです。

デザインの幅が広い

木造住宅は、基礎部分と柱をメインとして屋根を支えます。そのため、基礎と柱さえ頑丈に建てられれば、そのほかの要素は思い通りにデザインすることができます。理想的なデザインの住宅を建てたいのであれば、木造住宅はうってつけです。また、同じ理由でリフォームも行いやすいので、木造住宅は長年住むのにも適しています。

木材によるリラックス効果

木材には、人をリラックスさせる効果があります。これはイメージだけではなく、科学的にも根拠のある効果です。住まいに木材をふんだんに使うことで、心の安らぐ暮らしができるのです。

無垢材にはさまざまなリラックス効果がある

無垢材には、注文住宅のデザインの幅が広がるだけでなく、さまざまなリラックス効果をもたらすというメリットがあります。無垢材のリラックス効果は、単に印象によるものだけでなく、根拠のはっきりしたものもあります。

無垢材の香り

無垢材のリラックス効果は様々ありますが、一番はその香りでしょう。樹木はフィトンチッドという匂い成分を発散します。フィトンチッドは木が害虫や菌から身を守るための成分ですが、この匂いによってリラックス効果が得られるのです。匂いによるリラックス効果は合成フローリングでは得られにくく、無垢材を使用するメリットといえます。

快適な湿度

梅雨や夏のような湿度の高い季節になると、部屋の中であってもムシムシとして不快に感じてしまいます。ですが、無垢材には湿気を吸収する働きがあるため、湿度の高い季節でも、フローリングがさらさらとしていて、やすらぎを感じることができます。湿気の吸収という働きは無垢材の大きな特徴で、集成材や合成木材では得られにくい効果です。

目にやさしい光

普段はあまり意識することがありませんが、住宅の壁がどれくらい光を反射するかというのは、そこに住む人の気分に大きく作用します。光の反射が強いと気分が高揚し、反対に光の反射が弱ければ、人はリラックスします。無垢材は他の内装材と比べて、この光の反射率がかなり低いという特徴があります。無垢材を使った住宅では、自然ならではのリラックス効果を得ることができるのです。

場所に合わせて木を活かすことが大切!

無垢材にさまざまなメリットがあるからといって、住宅のすべてに無垢材を使用すると、デメリットに直面することになります。無垢材は、その場所に合わせた使い方をすることが望ましいのです。

床に使う木に気をつける

床はその役目から、引っ掻いたり物を落としたりすることが多いです。無垢材を使った床は、肌触りや見た目が魅力的ですが、傷がつくことが前提となります。また無垢材は湿気や経年劣化にともなって、反ったりひび割れたりするので、そうした傷や変化を楽しめる人でなければ難しいです。安定して丈夫な床を求めるのであれば、突板を使用することをおすすめします。

天井にはワンポイントで無垢材を使う

床ほど頻繁にふれることがなく、ワックスの必要のない天井は、さまざまなデザインが可能です。天井すべてを無垢材にするのも良いのですが、ワンポイントで無垢材を使い、そのほかには集成材にすると、メリハリがつきます。

住宅で木が占める割合に気をつける

無垢材にはさまざまなリラックス効果がありますが、壁一面に無垢材を使用すると、逆に疲れてしまうという人もいます。これは木目など、木の模様が多すぎて目が疲れてしまうからとされています。これを避けるためにも、天井や床、壁の木材の割合を4割程度にすると良いです。それ以上の割合で木材を使用する場合は、複数の木材を取り入れるという方法があります。

木材の使い方はプロに相談しよう

現代は、インターネット上や書籍などで、住まいに関しての多様な情報を手に入れることができます。しかし、木材の選び方や、使用する割合、使用場所などは、一般の人ではなかなか判断が難しいです。特に無垢材は、メンテナンスが必要であること、経年劣化することなど、住宅に使用する際に考慮する点が多いです。

そこで、建築士やインテリやコーディネーターのような、住宅のプロに相談するという手があります。プロの手を借りることで、理想の注文住宅を建てることができます。専門家をつけて建築すると、その後のサポートを受けられる場合もあります。

まとめ

今も根強い人気を持つ無垢材。見た目だけでなく、匂いによるリラックス効果や快適な湿度など、無垢材にはさまざまな魅力を持っています。しかし、無垢材は使えば使うほど良いというわけではありません。適材適所で木材を選び、プロの手も借りて、理想の注文住宅を建てましょう。

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