広がる可能性と快適な空間!注文住宅の地下室活用術と魅力
近年、もう一つの隠れ家として、地下室を新居に設ける方が増えています。地下室は、暗いイメージがありますが、趣味の部屋として、楽器の演奏やワインセラーとして活用でき、人気が高まっています。本記事では、快適な空間である、地下室の活用術を注文住宅で建築する魅力を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
地下室の主な活用方法
地下室は、窓がなく暗いイメージですが、それを逆手にとってうまく活用できる部屋として人気です。周囲がコンクリートで囲まれていることから、実はさまざまな楽しみ方ができる部屋でもあります。地下室の主な活用法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
シアタールーム
映画を観るのが好きな方は、シアタールームとして活用するのがおすすめです。仕事でなかなか映画館へ行けない方は、好きな映画を見るのもよいでしょう。また、映画館では他の人の声や動きが気になる方は、ひとりでゆっくり見られるメリットがあります。音響や画像にこだわれば、地下室が本物の映画館のようになるでしょう。
音楽スタジオ
楽器を演奏が趣味な方は、地下室を音楽スタジオとして使うのがおすすめです。一般的な部屋であれば、近隣に音が響くため、音楽スタジオとして使用するのには、防音設備を設置する必要があります。
また、楽器の運搬は非常に重たいため、スタジオなどに持ち運びをしなくてよいメリットがあります。
ワインセラーとして活用
ワインが好きな方は、地下室をワインセラーとして活用する方法があります。ワインセラーは、年間を通して15度前後の室温で、70%前後の冷所が適していると言われています。多い本数を保管して、友人を招きワインを楽しむメリットがあります。
趣味の部屋として活用
絵を描く方や手芸やプラモデルなど、趣味を楽しみたい方は、地下室にこもって、作業に没頭できるメリットがあります。趣味として活用するためには、多くの道具や材料をたくさん保管する必要があるでしょう。地下室は、外部の音や視線が気にならないため、非常に作業が進みます。
注文住宅に地下室を設けるメリット・デメリット
注文住宅で地下室を設けるには、もちろんメリット・デメリットが存在します。もし、注文住宅で地下室を設けるか検討されている方は、事前にメリット・デメリットを知っておくと安心です。注文住宅に地下室を設けるメリット・デメリットを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
地震やもしもの時に備えられるメリット
近年、地震の頻度が増えており、地震に備える方も増えています。地震は、建物が高ければ高いほど、地震が発生したときの揺れが大きくなります。それに比べ、地下室は地面に埋まっているため土の圧に耐えられます。そのため、揺れも小さくなるでしょう。
また、災害が起きた際には非常食や飲料水を確保しておけば、避難場所にもなるメリットがあります。
防音性に優れているメリット
地下室は防音性に優れているため、ダンスホールやカラオケなど趣味の部屋として活用できます。一般的な家庭であれば、防音壁を設けなければなりませんが、地下室であればそうした心配がありません。
建築費が高くなるデメリット
地下室に部屋を設ける場合、1番のデメリットは費用がかさむことです。地下室は、地下に穴を掘って部屋を設けるため、重機が必要となり、土の処分費用も掛かります。一般的に地下室では、1坪あたり50万円~100万円の費用が掛かります。また、地盤が弱ければ、もっと費用がかかるということを覚えておきましょう。
湿気が多いデメリット
地下室は土に埋もれているため、夏は結露が多く発生します。これは、夏の湿った空気が入り込むと、水蒸気が飽和して結露することが原因です。
また、湿気の影響でカビ臭くなってしまうため、換気や除湿機能を設置してければならないでしょう。
快適な地下室をつくるためには?
費用がかさんだとしても、地下室を設けたい方はいるでしょう。快適な地下室を作るためにはどうしたらよいか、紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
温度調整と日当たりを確保する
地下室であっても、温度調整と日当たりを確保することは、非常に大切になります。暗くジメジメした地下室を払拭するためには、ドライエリアを確保しましょう。ドライエリアとは、地下室と地面の間に、空堀を設けることを指します。これで、溜まった湿気を逃し、適度に太陽光を取り入れられるでしょう。
避難経路を確保しておくと安心
万が一の事態が起きた場合、室内階段だけでは非常に危険です。もしもの場合を考えて、地下室に、ドライエリアとドアを設けることで避難経路となるでしょう。
ドライエリアに雨水対策をおこなうと安心
ドライエリアを設けるのであれば、大雨対策もしておくと安心です。近年、ゲリラ豪雨が増えており、大雨によって地下室が封鎖されては大変危険です。こうしたことを防ぐためにも、ドライエリアの手すりを高い位置に設置しておくと安心です。
また、ハザードマップで、もし洪水が起きた場合、どのくらいの水位になるのかも調べおく必要があります。
まとめ
本記事では、広がる可能性と、快適な空間として人気である、注文住宅の地下室活用術と魅力を紹介しました。地下室を作ることで、さまざまなメリットがあります。ですが当然、デメリットも存在します。また、注文住宅で地下室を作る際、注意すべきポイントもあるため、しっかり把握しておくことが大切です。新築に地下室を設けようか検討されている方はぜひ、参考にしていただけると幸いです。