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注文住宅の外観の決め方のポイントとは?デザインの種類も学ぼう!

公開日:2021/06/01   最終更新日:2022/09/16

外観は家の印象を決定づける大切な要素であり、まさにその家の顔ともいえるでしょう。デザインや外壁・屋根の素材にもさまざまなバリエーションがあり、周囲との調和やメンテナンスなど考慮することも多く、悩んでしまいますよね。この記事で解説するポイントを参考に、外観についての知識を深め、理想の家づくりに役立ててください。

注文住宅の外観デザインの種類はどんなものがある?

代表的な外観デザインを紹介します。

シンプルモダン

モノトーンを中心とした配色で、直線を基本とした、すっきりしたデザインがポイントです。金属やガラスなど無機質な素材を使うことで、スタイリッシュで都会的な印象を与えられます。屋根を片流れやフラットにしてシャープな雰囲気にする、外壁にデザイン性の高い形状のものを使ってモダンさを演出するなど、個性を出しやすいのも特徴です。

シンプルナチュラル

やわらかい印象で、暖かみのある雰囲気が魅力です。白やベージュ系など、明るめの色を使うことが多く、優しい印象に仕上がります。外壁には石や木、タイルなど自然素材を使用し、近年では異素材と組み合わせることもあるようです。

和風

伝統的な「和」のデザインで、日本人にもっとも馴染みのあるものです。切妻屋根や引き戸の玄関を取り入れることが多く、どこか懐かしく落ち着いた雰囲気を感じられます。

和モダン

和風デザインをベースに、現代的な建築要素を加えたデザインです。切妻屋根だけではなく、屋根頂上から4方向に傾斜がある形の寄棟屋根も見られます。木材や瓦などの和素材を取り入れたり、外壁に複数の色を使いオシャレな印象にしたり、手軽に「和」のデザインを楽しめるでしょう。

洋風

洋風といっても、参考にする地域によってデザインはさまざまです。明るい色の石柄やレンガ柄などの外壁に洋瓦を合わせた南欧風や、板柄やレンガ柄の外壁や横ストライプのデザインが主流のアメリカンスタイルなどがあります。

洋モダン

伝統的な洋風デザインから装飾などを取り除き、現代風のアレンジを加えた住宅です。洋風の印象も残しつつ華美なものではなく、日本の景観や風土に合うようにデザインされています。

注文住宅の外観の決め方のポイント

外観を決める要素は、大きく分けて「形」「色」「素材」3つです。この3つの違いによって、家の雰囲気や印象、建築費用、メンテナンスの頻度まで大きく変わってきます。

家の形は、間取りによって左右される面もありますが、外観の印象も大切にしましょう。シンプルな形はスタイリッシュな印象を与え、建築費用も抑えられメンテナンスしやすくなります。また複雑な形はデザイン性が高く、高級感を演出してくれるでしょう。

また、窓の配置や大きさ、種類によっても家の見た目は変わってきます。間取りや周辺環境とのバランスを考慮しながら、決めていきましょう。あわせて屋根の形状なども考えるとよさそうです。

外壁の色は大きな面積を占めるため、最も外観の印象に影響を与えるものとなります。白やページュなどの明るめの色は、家そのものだけでなく、光を反射させて周辺も明るくする効果があるのです。一方、汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。黒やダークブラウンなどの暗めの色は、モダンで落ち着いた雰囲気になりますが、光を吸収し熱くなりやすい一面もあるようです。

色を決めるときは自分の好みだけでなく、周辺環境を考慮したり、デメリットをカバーできるように工夫したりすることも重要です。また、単色もしくは多くとも2色でまとめることをおすすめします実際の色との差を少なくするために、できるだけ大きなサンプルなどで確認するとよいでしょう。

素材

外壁や屋根などは、同じ色でも素材が異なると雰囲気も変わります。サイディングは色味が豊富で、モルタルは多彩なデザインがあるのが特徴です。金属サイディングはクールな印象に、タイルは高級感のある雰囲気になります。それぞれの特長を把握して、希望の外観に合ったものを選ぶことが重要です。

注文住宅の外観を決める際の注意点

イメージを具体的に伝える

建築会社に外観のイメージを伝えるときは、言葉だけではなく写真や画像を用いるとよさそうです。外観デザイを後から変更するのは難しいので、疑問や不安があれば、早めに相談しておきましょう。

周辺環境をチェックする

「好きな色やデザインにこだわるあまり、周囲から浮いてしまった」などとならないように、周辺環境をチェックし、調和をとれるように配慮することも大切です。立地状況や日当たりなども確認すると、防犯面やメンテナンスについても考慮しながら外観デザインを決められます。

メンテナンスや修繕のことも考えておく

使用する建材の種類や気候にもよりますが、実際に住み始めて年月を重ねれば、メンテナンスや修繕が必要になります。初期費用を抑えたために耐久性が低く、かえってメンテナンス費用が高くなったというケースも少なくありません。メンテナンスのしやすさなどを、長期的に考えたうえで外観デザインを検討しましょう。

 

注文住宅を建てる人のほとんどが、自分たちの理想の家をカタチにしたいと思っています。外観を考えるときは、好みのデザインや流行に影響されやすくなりますが、長く住み続ける家だからこそ、さまざまなことを考慮して慎重に選ぶことが大切です。

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