建売住宅と注文住宅は何が違う?それぞれの特徴を理解しよう!
みなさんは、建売住宅と注文住宅の違いをご存知でしょうか?戸建てのマイホームを購入するとき、大きく分けてこの2つの住宅が挙げられます。ただ、この2つでは設計の自由度や費用、契約から入居までの期間など、さまざまな点で異なります。今回は、建売住宅と注文住宅の違いを、メリット・デメリットを通してご紹介します。
建売住宅を選ぶメリット・デメリット
まずは、建売住宅のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット1:価格が割安で、資金プランが立てやすい
一から設計して建設する注文住宅と違い、大量に資材を発注して同じ仕様の家を建てるので、価格が安く、建設費用を抑えることができます。さらに、土地をまとめて購入するため、建物と土地を別々に購入する注文住宅より割安です。すでに家が完成しており、価格が明確なので、購入する際に、資金プランが立てやすいこともメリットです。
メリット2:購入前に住宅の使用感がイメージしやすい
建売住宅は、基本的には完成しており、実物を見に行くことができます。そのため、外観だけでなく、間取りや内装、使用感などを直接確認することが可能です。絶対に住宅選びを失敗したくないという人には大きなメリットになります。そして注文住宅に比べて手続きも少ないため、契約から引き渡し・入居までの期間が短く、スムーズに入居できるでしょう。
デメリット1:間取りや仕様を変更できない
建売住宅のデメリットは、間取りや部屋の大きさ、デザインの変更がほとんどできないことです。すでに建てられていることが多い建売住宅では、「お風呂場にこだわりたい」「キッチンのスペースを広くしたい」といった要望が通らないです。そのため、自分好みのデザインにしたいという人には、不向きな住宅かもしれません。もちろん、外装のデザインも変更できないので、個性ある外装デザインのマイホームを検討している方は、注文住宅を考えてみましょう。
注文住宅を選ぶメリット・デメリット
注文住宅は、土地を購入し、間取りや設備など、一から設計する住宅なので、建売住宅とは全く違ったメリット・デメリットがあります。すでに完成している住宅ではなく、オーダーして建てる注文住宅を検討している方は、しっかり確認しておきましょう。
メリット1:予算に応じて、外観や間取りなどを自由に選べる
注文住宅は、予算を検討しながら自分の理想を追求した家を建てることができます。好きなエリアに土地を購入して、土地の形状に合わせて適切な住宅を建てることが可能です。土地から内装まで細部までこだわることで、最高の家を手に入れることができるでしょう。取り入れる設備や要望が多いと、その分費用が高くなってしまうので、住宅会社の担当者と相談することをオススメします。
メリット2:進み具合を自分の目で確認できる
注文住宅の場合、一から設計して建築するため、最後まで完成形をみることができません。しかし、自分の目で建築の進捗状況を把握することができ、気になる点があれば質問したり、要望を伝えることも可能です。
デメリット1:建設における総費用が割高になりがち
設計からオーダーする注文住宅は、どうしても費用が高くなってしまいます。理想のマイホームにするため細部までこだわると、どうしても予算をオーバーしてしまいがちです。加えて、地盤の改良や上下水道の引き込み費用以外にも、計画を進めていく中、予定外の出費が発生する可能性もあります。
デメリット2:時間と手間がかかる
打ち合わせや手続きが多い注文住宅では、初期面談・契約から引き渡しまで時間がかかります。建設中に相談や要望を加えることがあれば、その分予定通りに進まないこともあります。そして建築が終わってからも、壁紙や建具の仕様を考えたりと、時間と手間が多いです。建築が既に完了している建売住居に比べると、大きなデメリットと言えるでしょう。
建売住宅と注文住宅、それぞれ向いている人の特徴
建売住宅と注文住宅のメリット・デメリットが分かったところで、それぞれに向いている人はどんな人なのか、特徴を確認してみましょう。
建売住宅に向いている人
建売住宅に向いている人は、時間や手間をかけずに、なるべく早めに購入・入居したい人でしょう。注文住宅だと、多くの場合、まず土地探しからスタートして、それから住宅の間取りや内装などを予算に合わせて、決めてく必要があります。そういった時間や労力をかけずに、手早く購入し、入居したいという方や前もって使用感を確認したいという方には、建売住宅がオススメです。同じ仕様にした場合、建売住宅の方が割安で購入できるので、コスト重視で住宅を検討している方にも向いています。
注文住宅に向いている人
すでに土地を持っている人や自分の好きなエリアで住宅を建てたいという人には、注文住宅がオススメです。自分の好きな外観デザインや内装、間取りといった細かなこだわりを実現したい人にも向いている住宅と言えるでしょう。地震などの災害に強い工法を選んだり、特殊な間取りで建てたい方にもオススメです。
今回、建売住宅と注文住宅の違いを、メリット・デメリットを通してご紹介しましたが、いかがでしたか?費用を安くしたい人、使用感を確認したい人には建売住宅、土地やデザイン、間取りなどをこだわりたいという方には注文住宅がオススメです。このページを参考に、自分の理想の家を考えてみてはいかがでしょうか。