注文住宅の打ち合わせをスムーズに!準備すべきものやコツとは
いざ家を建てようと決めたものの、何から始めればいいのだろうかわからないと悩んでいませんか。本記事では、注文住宅の打ち合わせをスムーズに進めるために、住宅メーカーを訪れる前に準備すべきものやコツをわかりやすく解説します。これから家を建てようと考えている方はぜひ参考にしてください。
打ち合わせの前に事前に決定しておくこと
住宅メーカーに行く前に、家族間で話し合っておくべきことがあります。打ち合わせの前に何をすべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
予算を決める
家づくりを始める前に、自己資金の割合と現在の年収でいくら住宅ローンを借りられるかを試算してみましょう。住宅メーカーごとに住宅の購入費だけでなく、住宅の性能によって建てた後の光熱費やメンテナンス費用が異なります。可能であれば、購入価格の20%以上の自己資金があるとよいでしょう。
無理のない資金計画が楽しい家づくりのスタートの鍵になります。土地や建物以外の諸費用、ローン利息、建てた後の維持費までも考慮したライフサイクルコストで考える必要があります。住宅ローンを組む際に注意したいのは「いくら借りられるか」ではなく「いくらまでなら返せるか」という視点で考えることです。住宅メーカーや銀行、ファイナンシャルプランナーに相談し住宅ローンをいくらまで借りられるのか試算してみることをおすすめします。
土地を決める
実家や職場、学校の近くやお店が近いなど家族間で家を建てる場所で譲れないポイントを話し合い、土地をどこにするのかを決めましょう。ネットや不動産を通じて希望する土地の大体の相場観を確認してから、住宅メーカーに相談しましょう。
場所をあらかた決めておくことで住宅メーカーも一緒に土地探しをしてくれるはずです。加えて、土地を契約せずに住宅メーカーと一緒に土地を見てもらいましょう。土地探しは大きな選択なので長引くことも多くあります。後悔のない土地を見つけられるように早めに探し始めましょう。
どんな家に住みたいのか
必要な部屋数や要望を含め、家族間で大体の間取りや家のデザインやテイストを話し合っておきましょう。子ども部屋の数や広さ、家事同線、スタディスペースやリモート会議用のこもり部屋や和室の有無など、どんな部屋が必要なのかを挙げてみましょう。全部を叶えることは予算的に難しいかもしれませんが、ここだけは絶対に譲れないポイントは必ず担当者に伝えるようにしましょう。
さらに、家のデザインやテイストはどんな風にしたいのか、たとえば、和モダンや北欧風、ホテルライクや自然素材を使った木の家、薪ストーブのある家など自分の好みの家のテイストを決めておきましょう。自分のイメージに近い家を担当者と共有できるように写真などを準備しておくとよいでしょう。
性能面にも目を向ける事で家族に健康と快適さが手に入る
住宅の性能面にもチェックしておきましょう。家は初期費用だけでなく、メンテナンス費や維持費など後々かかるお金が多くあります。最初に安く抑えたつもりでも、数年おきに家の修繕費が多くかかってしまうというケースもあります。イニシャルコストを抑えたつもりでも、ランニングコストがかかる家だとトータルで見るとコスト高になってしまうのです。
家の性能をよくすることで、毎月の光熱費が下がるだけでなく、家族の健康も守れるので、医療費の削減にもつながります。初期費用に投資し、性能のよい家を建てることで、メンテナンス費用や維持費、光熱費などを抑えられるため、ランニングコストを下げられます。見た目や間取りだけではなく性能にもこだわりましょう。
理想・要望を伝えるタイミングが重要!
打ち合わせに入ってから、担当者と何度も話し合いを重ねる中で自分の理想の家に近づけていきます。ここでは、理想や要望を伝えるタイミングについてお伝えします。
住宅メーカーの強みは異なる
どの住宅メーカーにもそれぞれ強みやアピールポイントがあります。たとえばコストを重視している住宅メーカーと性能を売りにしているメーカーでは、建物代が安くても後々の毎月の光熱費などが高くなり、コスト面で選んだつもりが、長い目で見ると高くなることもあります。
また、自然素材を得意とするメーカーや新建材をよく使うメーカーでも自分の好みの家のデザインが変わってきます。なので、自分たちがもっとも重視する要素は性能、デザイン、コストのうち何かをはっきりさせておきましょう。そして、その住宅メーカーは何が得意なのかを把握しておきましょう。
正直に話す
住宅メーカーのプランニングや工事が始まってからこうしたかったとならないためにヒアリングシートなど建主の情報で設計のヒントになるものは正直にすべて出し尽くすようにしましょう。家族間で家づくりについて話し合っておき、小さな要望でも後から後悔しないように打ち合わせの際に話すことが大切です。
打ち合わせの記録は必ず取っておこう!
最後に、後々トラブルにならないように打ち合わせの記録は必ず取っておきましょう。トラブルを前もって防ぐためにも、打ち合わせのたびに記録を取って情報を残しておくことはとても重要です。これにより、建主と住宅メーカー双方のリスクヘッジにつながります。
まとめ
本記事では、注文住宅の打ち合わせをスムーズに!準備すべきものやコツについて解説しました。住宅メーカーを訪れる前に、担当の方とスムーズに家づくりがしていけるように、自分の要望や譲れないポイントを明確にしておきましょう。本記事が注文住宅を建てる前に何から始めればよいのか迷っている方の役に立てれば幸いです。